みなさんこんにちは!
さてさて今日も淡々とこなしていきましょう。
スマホで仕訳一問一答 Vol.19です。
今日も良い問題、よく出る問題が盛り沢山です。
第一問の出題形式ですが、第二問以降でも問われる知識です。
解説欄に関連投稿のリンクも充実させましたので、自信のないところは見てみてくださいね。
では問題を解いてみてください。
問題
下記の決算整理事項等について仕訳して下さい。
なお、勘定科目は、次の勘定科目を参考にして下さい。
現金 小口現金 現金過不足 当座預金 普通預金 受取手形 売掛金 前払金 貸付金 手形貸付金 未収入金 仮払金 未収利息 未収手数料 前払費用 繰越商品 建物 備品 土地 他店商品券
支払手形 買掛金 未払金 前受収益 前受金 仮受金 商品券 社会保険料預り金 所得税預り金 借入金 手形借入金 貸倒引当金 建物減価償却累計額 車両減価償却累計額 備品減価償却累計額
資本金
売上 受取利息 受取手数料 固定資産売却益 償却債権取立益 雑益
仕入 給料 広告宣伝費 旅費交通費 水道光熱費 保険料 通信費 消耗品費 発送費 租税公課 貸倒損失 修繕費 支払利息 支払手数料 貸倒引当金繰入 減価償却費 雑損 固定資産売却損
損益
取引1
買掛金の支払として¥1,000,000の約束手形を振り出し、仕入先に対して郵送した。なお、郵送費¥324は現金で支払った。
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答えはこちら
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仕訳
買掛金 通信費 |
1,000,000 324 |
支払手形 現金 |
1,000,000 324 |
解説
買掛金が減少しますので左側(借方)に買掛金が建ちます。
代わりに約束手形を振り出していますので右側(貸方)には支払手形勘定が建ちます。
郵送費の支払いは通信費という費用の増加と現金(資産)の減少です。
取引2
従業員が出張から戻り、旅費の残額¥20,000と得意先で契約した商品販売にかかる手付金¥50,000を現金で受け取った。なお、出張にあたって、従業員には旅費の概算額¥60,000を渡していた。
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答えはこちら
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仕訳
旅費交通費 現金 |
40,000 70,000 |
仮払金 前受金 |
60,000 50,000 |
解説
この問題はちょっとトリッキーですね。
ここには二つの取引があります。
(1)まず一つ目は概算払いしていた旅費の精算です。
前渡しした段階では
仮払金 |
60,000 |
現金 |
60,000 |
という仕訳が切られていたはずですので、この仮払金を全額右側(貸方)に計上します。また、残額を現金で¥20,000受け取ったということは実際の旅費交通費は¥40,000だったわけですから、次のような仕訳になります。
旅費交通費 現金 |
40,000 20,000 |
仮払金
|
60,000
|
(2)もう一つは手付金=前受金の受け取りです。
手付金や内金は「前受金」勘定で処理するのでしたよね?
現金 |
50,000 |
前受金 |
50,000 |
これら二つの仕訳をミックスしたものが解答の仕訳になります。
なお、仮払金と前受金に関する関連投稿を末尾に掲載しておきましたのでぜひ復習してくださいね。
取引3
損益勘定に記録された当期の収益総額は¥100,000,000、費用総額は¥80,000,000となった。この差額を純資産の勘定へ振り替える。
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答えはこちら
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仕訳
損益 | 20,000,000 | 資本金 |
20,000,000 |
解説
損益勘定(損益計算書)で収益が費用を上回っているということは、同額が貸借対照表でも資産が負債+資本を上回っています。これらの両方に同額を埋めてあげることによって 、損益勘定(損益計算書)も貸借対照表も貸借(右と左)の額が一致します。
複式簿記では貸借(右と左)で同金額を増加させていますよね。
その構造の下では試算表上は常に左右一致していますが、試算表を貸借対照表科目と損益計算書科目に分けた場合にはそれぞれ同額の差が発生します。
ただし、損益計算書の差額が左側に出たら貸借対照表上の差額は右側に出るという関係が存在します。(逆は逆)
そこで、損益計算書科目を集めた損益勘定の差額には「資本金」勘定で埋め合わせ、貸借対照表上の資本金勘定に「損益」勘定からの金額を加算する事で貸借対照表上の差額も埋め合わされます。
取引4
昨年度に得意先が倒産し、その際に売掛金¥1,000,000の貸倒処理を行っていたが、本日、得意先の清算に伴い¥300,000の分配を受け、同額が普通預金口座に振り込まれた。
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答えはこちら
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仕訳
普通預金 | 300,000 | 償却債権取立益 |
300,000 |
解説
過年度に貸倒処理した債権を当年度に回収した額は「償却債権取立益」勘定で処理します。
貸倒引当金、貸倒損失、償却債権取立益について、こちらのリンクの投稿にまとめてありますので必要に応じご参照ください。
取引5
従業員への給料の支払いにあたり、給料総額¥1,000,000のうち、従業員負担の社会保険料¥150,000と、所得税の源泉徴収分¥150,000を差し引き、残額を当座預金口座より振り込んだ。
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答えはこちら
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仕訳
給料
|
1,000,000
|
社会保険料預り金 所得税預り金 当座預金 |
150,000 150,000 700,000 |
解説
給与から天引きした社保や源泉所得税はそれぞれ「社会保険料預り金」勘定、「所得税預り金」勘定で処理します。
次の給与天引きの預り金に関する解説投稿をご参照ください。
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