「よく出る論点を重点的に勉強する」

というのはやっぱり重要な事です。

あまり試験に出ないニッチな論点や問題に時間を使っても、合格確率を上げる力は弱いと言わざるを得ません。

よく出る問題は多くの受験生がしっかり準備してきますから、自分だけ出来ないと差がついてしまいます。

スマホで仕訳一問一答シリーズをやっていただいている方はだんだんよく出る論点が何か解って来ていると思います。

何度も同じ関連投稿を解説代りに紹介していますが、

何度も見る解説こそが大事な点です。

そこが合格の決め手となる論点ですので、しっかり押さえておいてくださいね。

 

このシリーズもVol.10まで来ました。

みなさん確実に力がついていると思いますので続けてくださいね。

 

では問題にトライしてみてください。

 

問題

下記の取引について仕訳して下さい。

勘定科目は、次の勘定科目を参考にして下さい。

 

現金 小口現金 現金過不足 当座預金 普通預金 受取手形 売掛金 前払金 貸付金 手形貸付金 未収入金 仮払金 未収利息 未収手数料 前払費用 繰越商品 建物 備品 土地

支払手形 買掛金 未払金 前受収益 仮受金 商品券 社会保険料預り金 所得税預り金 借入金 手形借入金 貸倒引当金 建物減価償却累計額 車両減価償却累計額 備品減価償却累計額 資本金

売上 受取利息 受取手数料 固定資産売却益 償却債権取立益 雑益

仕入 給料 広告宣伝費 旅費交通費 水道光熱費 保険料 通信費 消耗品費 発送費 租税公課 貸倒損失 修繕費 支払利息 支払手数料 貸倒引当金繰入 減価償却費 雑損 固定資産売却損 損益

 

取引1

平成30年1月4日に購入した備品(取得原価¥360,000、残存価額ゼロ、耐用年数3年、定額法で計算、間接法で記帳)が不要になったので、本日(平成31年3月30日)¥200,000で売却し、代金は翌月末に受け取ることにした。なお、決算日は12月31日とし、減価償却費は月割りで計算する。

 

答えはこちら

仕訳

 

解説

間接法は減価償却累計額を備品勘定などの固定資産勘定から直接に差し引くのではなく、固定資産勘定は取得原価に据え置き、減価償却累計額勘定という評価勘定(実質的に資産のマイナスを意味する勘定)を用いて処理する方法です。

 

まず、前期末(当期首)における減価償却累計額は、平成30年1月から12月までの12ヶ月相当の減価償却額ですから、月割りで計算すると、

¥360,000 × 12ヶ月/36ヶ月 = ¥120,000

となります。

 

次に、当期の減価償却費を計算します。当期の減価償却費は平成31年1月から3月までの3ヶ月分を計上します。

¥360,000 × 3ヶ月/36ヶ月 = ¥30,000

 

従って、取得原価から前期末までの減価償却累計額と当期の売却までの減価償却費を差し引いた払い出し簿価は

¥360,0000 – ¥120,000 – ¥30,000 = ¥210,000

となります。


これを、それよりも低い価額、¥200,000で売却したので、差額の¥10,000が売却損になります。

 

また、販売用商品の売却代金を後で受け取る場合は売掛金勘定を用いますが、それ以外の売却代金の場合は「未収入金」勘定を用います。

 

固定資産の期中売却に関する説明投稿のリンクを巻末に貼っておきましたのでご参照下さい。

 

 

取引2

従業員への給料の支払いにあたり、給料総額¥400,000のうち、本人負担の社会保険料¥20,000と、所得税の源泉徴収分¥20,000を差し引き、残額を当座預金口座より振り込んだ。

答えはこちら

仕訳

 

解説

給与から天引きした社保や源泉所得税はそれぞれ「社会保険料預り金」勘定、「所得税預り金」勘定で処理します。

給与天引きの預り金に関する解説投稿を巻末に貼っておきましたので是非ご参照ください。

 

 

取引3

得意先広尾商店に期間6ヶ月、年利率1.2%で¥1,000,000を借用証書にて貸し付けていたが、本日満期日のため利息とともに同店振り出しの小切手で返済を受けたので、ただちに当座預金口座に預け入れた。

答えはこちら

仕訳

 

解説

借用証書で貸付を行った場合は「貸付金」勘定を用います。

(借用証書に代えて手形を用いて貸付を行う場合は「手形貸付金」勘定を用いるので、これと区別します。)

また、利息は元本金額に年利率と期間を乗じて計算します。

¥1,000,000 × 1.2%/× 6ヶ月/12ヶ月 = ¥6,000

 
 

取引4

銀行で当座預金口座を開設し、¥6,000,000を普通預金口座からの振り替えにより当座預金口座に入金した。また、小切手帳の交付を受け、手数料として¥4,000を現金で支払った。

答えはこちら

仕訳

 

解説

「当座預金口座を開設」した事や「小切手帳の交付を受け」た事自体は仕訳で表現されません。仕訳の対象となるのは次の二つです:

 

・普通預金口座から当座預金口座に入金した事

(当座預金 ××× / 普通預金 ×××)

 

・手数料を現金で支払った事

(支払手数料 ××× / 現金 ×××)

 

 

取引5

昨年度に得意先が倒産し、その際に売掛金¥2,000,000の貸倒処理を行っていたが、本日、得意先の清算に伴い¥100,000の分配を受け、同額が普通預金口座に振り込まれた。

 

答えはこちら

仕訳

 

解説

過年度に貸倒処理した債権を当年度に回収した額は「償却債権取立益」勘定で処理します。

貸倒引当金、貸倒損失、償却債権取立益についての関連投稿リンクを巻末に貼っておりますのでご参照ください。

 

 

おわりに

今回の問題は日商簿記検定の第142回と第141回の第1問を参考に作成しました。

下記の関連投稿も是非読み直して記憶を定着させていただければと思います。

それでは、お疲れ様でした!

 

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サポーター講師:藤井すすむ

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