スマホで仕訳一問一答 Vol.22 日商簿記3級レベル(第152回風)


みなさんこんにちは!

先日は第152回日商簿記検定お疲れ様でした。

今回はその第152回日商簿記3級検定試験第1問の出題を参考に類似問題を作成しました。

はたして、直近に出題された問題が連続して出るのか?

という疑問があるかと思います。

これが結構連続して出題されることがあるんですよ。

なので、直近の問題は押さえておいたほうが良いと思います。

 

というわけで、

スマホで仕訳一問一答 Vol.22です。

よろしくお願いします!

 

問題

 下記の各取引について仕訳しなさい。ただし、勘定科目は、次の中から最も適当と思われるものを選び、正確に記入すること。

普通預金 当座預金 受取手形 売掛金 立替金 

仮払金 手形貸付金 建物 備品 土地 

支払手形 買掛金 未払金 手形借入金 資本金

給料 消耗品費 旅費交通費 租税効果 支払利息

 

 

取引1

営業用車両にかかる自動車税¥50,000 の納付書を受け取り、未払金に計上することなく、ただちに当座預金口座から振り込んで納付した。

 

答えはこちら

仕訳

租税公課

50,000

当座預金

50,000

 

 

解説

印紙税、固定資産税、自動車税などの支払は「租税公課」という費用勘定で処理します。

 

 

取引2

かねて手形を預かって貸し付けていた¥2,000,000 の返済期日をむかえた。同額が普通預金口座に振り込まれ、手形を返却した。

 

答えはこちら

仕訳

普通預金

2,000,000

手形貸付金

2,000,000 

 

解説

借用証書を預かる代わりに約束手形を預かってお金を貸し付けた場合は「手形貸付金」という資産勘定で処理します。これが返済されたということは、資産の減少ですから右側(貸方)に「手形貸付金」を計上します。一方、「普通預金」という資産が代わりに増加したので左側(借方)は「普通預金」勘定を計上します。

 

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取引3

従業員が出張から帰社し、旅費の精算を行ったところ、あらかじめ概算額で仮払いしていた¥30,000 では足りず、不足額¥20,000 を従業員が立替払いしていた。なお、この不足額は次の給料支払時に従業員に支払うため、未払金として計上した。

答えはこちら

仕訳

旅費交通費

 

50,000

 

仮払金

未払金

30,000

20,000 

 

 

解説

概算額で旅費を仮払いしていた時は次の仕訳が切られていたはずです。

仮払金

30,000

現金

30,000

使途や金額が明確になって精算する時はこの仮払金を適切な勘定に振り替えます。

この場合は旅費交通費ですね。

ただ、旅費交通費はこれだけでは足らず、社員に支払わなければならない額が¥20,000ありますので、これは「未払金」で処理します。

旅費交通費

旅費交通費

30,000

20,000

仮払金

未払金

30,000

20,000

 

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取引4

1株当たり¥50,000 で100株の株式を発行し、合計¥5,000,000 の払込みを受けて株式会社を設立した。払込金はすべて普通預金口座に預け入れられた。

 

答えはこちら

仕訳

普通預金

5,000,000

資本金

5,000,000

 

解説

株式会社を設立した時には、払込金額を「資本金」として処理します。

(この問題は2019年度からの新論点ですね。)

 

 

取引5

会議室の応接セット¥600,000 と文房具¥3,000 を購入し、代金の合計は後日支払うこととした。

答えはこちら

仕訳

備品

消耗品費

600,000

3,000

未払金

 

603,000

 


解説

机、椅子、ロッカー、応接セット、陳列棚、パソコンなど、会社が営業活動のために通常一年を超えて使用する資産は「備品」という資産勘定で処理します。

文房具、用紙など使ったらなくなるものは「消耗品費」という費用勘定で処理します。

また、商品以外のものを購入した時の後払いは「未払金」という負債勘定で処理します。

 

 

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