みなさんこんにちは!

今日もお読みくださりありがとうございます。

合格を望む気持ちの強さや、勉強の進み具合によって焦る気持ちは人それぞれかと思います。

焦ったり不安になったりするのはしょうがないですよね。

でも、そんな気持ちを感じながらも、歩みは続けましょう。

というわけで、

スマホで仕訳一問一答 Vol.20です。

今日も良い問題、よく出る問題が盛り沢山です。

第一問の出題形式ですが、第二問以降でも問われる知識です。

解説欄に関連投稿のリンクも充実させましたので、自信のないところは見てくださいね。

では問題にチャレンジして下さい。

 

問題

下記の決算整理事項等について仕訳して下さい。

なお、勘定科目は、次の勘定科目を参考にして下さい。

 

現金 小口現金 現金過不足 当座預金 普通預金 受取手形 売掛金 前払金 貸付金 手形貸付金 未収入金 仮払金 未収利息 未収手数料 前払費用 繰越商品 建物 備品 土地  他店商品券

支払手形 買掛金 未払金 前受収益 前受金 仮受金 商品券 社会保険料預り金 所得税預り金 借入金 手形借入金 貸倒引当金 建物減価償却累計額 車両減価償却累計額 備品減価償却累計額 

資本金

売上 受取利息 受取手数料 固定資産売却益 償却債権取立益 雑益

仕入 給料 広告宣伝費 旅費交通費 水道光熱費 保険料 通信費 消耗品費 発送費 租税公課 貸倒損失 修繕費 支払利息 支払手数料 貸倒引当金繰入 減価償却費 雑損 固定資産売却損 

損益

 

取引1

収入印紙¥20,000を購入し、代金は現金で支払った。なお、この収入印紙はただちに使用した。

答えはこちら

仕訳

租税公課

20,000

現金

20,000

 

解説

収入印紙は購入時に租税公課として処理します。

ちなみに、郵便切手は通信費でしたね。

いずれも期末に未使用分があれば貯蔵品に振り替えます。

 

 

取引2

決算日において、過日借方に計上していた現金過不足¥20,000の原因を改めて調査した結果、旅費交通費¥30,000、受取手数料¥15,000の記入漏れが判明した。残額は原因が不明であったため、雑益または雑損として処理する。 

答えはこちら

仕訳

旅費交通費

雑損

30,000

5,000

現金過不足

 受取手数料

20,000

 15,000

 

解説

まず「過日借方に計上していた現金過不足¥20,000」という記述があります。決算日においてこれを適切な科目に振り替え、現金過不足勘定を残高ゼロとしますので、仕訳としては貸方(右側)に現金過不足¥20,000が来ます。

20,000

現金過不足

20,000

 次に、「旅費交通費¥30,000、受取手数料¥15,000の記入漏れが判明した」と書かれていますので、これらを計上します。旅費交通費(費用)を計上するということは左側(借方)に旅費交通費¥30,000記入します。また、受取手数料(収益)を計上するということは右側(貸方)に受取手数料¥15,000を記入します。

旅費交通費

30,000

5,000

現金過不足

受取手数料

20,000

15,000

最後に、「残額は原因が不明であったため、雑益または雑損として処理する」と指示があります。差額は左側(借方)ですので費用項目、つまり「雑損」を使います。

旅費交通費

雑損

30,000

5,000

現金過不足

 受取手数料

20,000

 15,000

いかがでしょうか?

現金過不足勘定についての詳しい説明は次の関連投稿を復習してみてくださいね。

 

関連投稿

現金過不足 ~ 簿記試験でのポイント

 

 

取引3

芝浦株式会社に¥500,000を貸し付け、同額の約束手形を受け取り、利息¥10,000を差し引いた残額を当社の普通預金口座から青山株式会社の普通預金口座に振り込んだ。

答えはこちら

仕訳

手形貸付金

 

500,000

 

普通預金

受取利息

490,000

10,000

 

解説

この問題の第1のポイントは「〜貸し付け、同額の約束手形を受け取り〜」という点ですね。つまり「手形貸付金」勘定を使うという点です。

通常の貸付金や借入金は借用証書を用いてお金の貸し借りを行いますが、借用証書に代えて手形を用いる事があります。

この場合は「手形貸付金」「手形借入金」という勘定科目を使います。その他は通常の貸付金や借入金と異なる点はありません。

なお、関連投稿として手形借入金についての投稿を一番下の「関連投稿」のセクションに貼っておきましたので必要に応じてご参照ください。

この問題の第2のポイントは、利息分を貸し付け時に差し引いて振り込んでいる点です。

こういう場合も利息を後からもらう場合と同様、貸付金額は利息差し引き前の総額、¥500,000である点にご注意下さい。

また、利息を差し引いて残額を渡したということは、(事前に)「利息を受け取った」事になりますので「受取利息」勘定を用います。

意味合いとしては次の二つの仕訳のミックスです。

手形貸付金

普通預金

500,000

10,000

普通預金

受取利息

500,000

10,000

 

関連投稿

貸付金・受取利息・未収利息の仕訳・計算をわかりやすく

借入金・手形借入金・支払利息・未払利息・前払利息をわかりやすく

 

 

取引4

仕入勘定において算定された売上原価¥5,000,000を損益勘定に振り替えた。

答えはこちら

仕訳

損益

5,000,000

仕入

5,000,000

 

解説

損益振替仕訳に関する問題です。

決算整理の後。帳簿を締め切る際に、収益・費用の各勘定科目の残高を損益勘定に振り替えます。

売上原価を売上原価勘定で計算している場合は

損益

5,000,000

売上原価

5,000,000

となりますが、この問題では売上原価勘定は使用せず仕入勘定で売上原価を計算しているので使用勘定科目は「売上原価」勘定ではなく「仕入」勘定になります。

 

 

取引5

従業員が業務のために立て替えた1ヶ月分の諸経費は以下の通りであった。
そこで、来月の給料に含めて従業員へ支払うこととし、未払金として計上した。
電車代¥2,000
タクシー代¥5,000
書籍代 (消耗品費とする)¥3,000

答えはこちら

仕訳

旅費交通費

消耗品費

7,000

3,000

未払金

 

10,000

 

 

解説

電車代およびタクシー代は旅費交通費に含めるところがポイントです。

問題で用意された勘定科目も電車代とタクシー代を分けて計上すべき要素は見当たりません。

 

 

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