簿記の流れを概観2〜手続全体を一巡

みなさんこんにちは!
 
今日も前回の投稿に引き続き、わかりやすい方法で簿記の流れを一巡してみましょう。
簿記手続の全体を概観してみるセッションの第2弾です。
 
ここでも、手続をひと通り行ってみることで
簿記の全体像を把握することを目的とします。
なので今回も、
あえてとても単純な取引事例を題材にします。
 
ただ、前回よりも簿記の用語を少し多めに使用して、簿記の世界での表現に慣れていただこうと思います。
 
こんな風に、
少しづつ簿記に馴れ親しみながら、
少しづつレベルを上げて行きましょう。
 
前回の投稿では、まずA地点からB地点まで、
シンプルな地図を描きました。細い路地は描かず、大きな通りだけを描きました。
 
全体の道順や方向性を把握してから細かい情報を足して行く。そんな方法で進めたいからです。
 
今回も道順はとてもシンプルなままですが、その間の説明を少し足して行きたいと思います。
 
新しい事柄が多すぎると頭が疲れますので、ステップ・バイ・ステップを心がけて行きますね。
 
では、はじめましょう。
 
前回は、青山レコードショップの事例を用いました。今回は、やはり別の投稿で登場したもう一人のお友達、赤沢さんの事例を使います。
 
今回も取引は次の3つだけです。
1、レコードショップを開始し、資金を借りる。
2、レコードを仕入れる
3、レコードを売る
 
では1番目から始めます。
 
赤沢さんは中古レコードの仕入販売をする事にしました。名前は「赤沢レコードショップ」です。赤沢レコードショップは、その活動を応援してくれる友人からビジネス資金100万円を借り入れました。
 
1月1日、
赤沢レコードショップが借りてきたお金100万円が、赤沢レコードショップのビジネス用の財布に入りました。
 
1月1日時点で持っているお金とそのお金の出所
 
現金 100万円 借入金 100万円
 
簿記では上記の文章から次のエッセンスを抽出して記録します。
 
赤沢レコードショップの現金が増えた。
そのお金の出所(源泉)は他者からの借入金、つまり、返済しなければいけない他人の資本。赤沢レコードショップの自己資金ではありません。。
 
この情報は、簿記の世界では、
現金100万円(資産の増加)
借入金 100万円(他人資本=負債の増加)
と要約されます。
 
 
1月10日、
赤沢さんはレコードを9万円分仕入れました。
 
お金の使い道は仕入(転売目的のレコード購入)対価として現金が減少しました。
次の様に仕訳を書きます。
 
仕入 9万円 / 現金 9万円
 
取引の内容は
仕入9万円(費用の増加)
現金9万円(資産の減少)
と要約されます。
 
1月20日、
仕入れたレコード全部を10万円で売り上げました。
 
現金が増加し、その現金はレコードの売上によってもたらされました。
 
現金 10万円 / 売上 10万円
と仕訳を書きます。
 
取引は
現金10万円(資産の増加)
売上10万円(収益の増加)
です。
 
取引は以上です。赤沢レコードショップを開始し、人からお金を借りて来て、その後、一回の仕入と一回の売上がありましたね。
 
1月31日、ビジネスを始めて最初のひと月が過ぎました。赤沢レコードショップ1月度の集計を行います。
 

131日時点の貸借対照表上では持っているお金とそのお金の源泉が示されます。

      貸借対照表

現金 101万円

 

借入金100万円

利益 1万円

 

 

1ヶ月の損益計算書には仕入販売活動に伴って支払った額(売上原価)と受け取った額(売上高)とそれらの差額(利益)が以下の通り示されます。

つまり一定期間(1ヶ月)の経営成績です。

      損益計算書

仕入9万円

利益 1万円

売上10万円

 

 

前回の投稿の青山レコードショップのケースに比べると、同じ売上高でも利益が少ないです。

また、保有している資産の殆どが他人からの借入金でまかなわれているので、自己資本でまかなっている場合に比べると財務の安定感が見劣りしますね。

自己資本は返済義務がありませんが、借入金は返済期日に返さなければならず、その時に必要な額を改めて借りる事が出来るか確証がありません。

「財務安定性が劣る」と言ったのはそういう意味です。

 

では最後に前回の投稿のおさらいを少ししたいと思います。

簿記の世界では、

左側に持っている資金の保有形態や資金の使途を示します。

また、

右側にはそれら資金の調達源泉を示します。

左側 右側
資産 資本
費用 収益

 

そして、

仕訳を切る時には

資産・費用の増加は左側、減少は右側、

資本・収益の増加は右側、減少は左側

に書きます。

左側 右側

資産の増加

(資本の減少)

(資産の減少)

資本の増加

(収益の減少)

費用の増加

収益の増加

(費用の減少)

 

 

如何でしょうか?

なるべく慣れて行ってくださいね。

 

さあ、というわけで、

今回は前回の投稿に比べて専門用語を多めに使っていますが、引っかかる箇所はありませんでしたか?

もしございましたら、「◯◯が解らなかった」とコメントかメール、又はSNS等でご連絡頂けましたら解説の追加等を検討させて頂きます。

次回の簿記一巡の投稿では、新たなケース(緑川レコードショップ)を設定して、取引をもう少し増やしてしていきたいと思います。

引き続きどうぞよろしくお願いします!

また次回の投稿でお会いしましょう!

 

 

関連投稿

簿記の流れを概観 3 ~手続全体を一巡

 

 

LINE登録

QRコード

LINE限定で簿記学習サポート記事をお届けします。

完全無料です。

 

QRコードでLINEの友だちを追加

 

 

スマホのQRコードリーダーで読み取っていただくか、

あるいは

LINEアプリを起動して、

[その他]タブの[友だち追加]でQRコードをスキャンします。

 

LINEで友達に追加後、簿記学習サポート記事をお送りします。

サポート記事の配信はブロックする事でいつでも配信解除できます。

 

サポーター講師:藤井すすむ

@798vhpej

Follow by Email
YouTube
Instagram