現金 100万円 | 借入金 100万円 |
1月31日時点の貸借対照表上では持っているお金とそのお金の源泉が示されます。
貸借対照表
現金 101万円
|
借入金100万円 利益 1万円 |
1ヶ月の損益計算書には仕入販売活動に伴って支払った額(売上原価)と受け取った額(売上高)とそれらの差額(利益)が以下の通り示されます。
つまり一定期間(1ヶ月)の経営成績です。
損益計算書
仕入9万円 利益 1万円 |
売上10万円
|
前回の投稿の青山レコードショップのケースに比べると、同じ売上高でも利益が少ないです。
また、保有している資産の殆どが他人からの借入金でまかなわれているので、自己資本でまかなっている場合に比べると財務の安定感が見劣りしますね。
自己資本は返済義務がありませんが、借入金は返済期日に返さなければならず、その時に必要な額を改めて借りる事が出来るか確証がありません。
「財務安定性が劣る」と言ったのはそういう意味です。
では最後に前回の投稿のおさらいを少ししたいと思います。
簿記の世界では、
左側に持っている資金の保有形態や資金の使途を示します。
また、
右側にはそれら資金の調達源泉を示します。
左側 | 右側 |
資産 | 資本 |
費用 | 収益 |
そして、
仕訳を切る時には
資産・費用の増加は左側、減少は右側、
資本・収益の増加は右側、減少は左側
に書きます。
左側 | 右側 |
資産の増加 (資本の減少) |
(資産の減少) 資本の増加 |
(収益の減少) 費用の増加 |
収益の増加 (費用の減少) |
如何でしょうか?
なるべく慣れて行ってくださいね。
さあ、というわけで、
今回は前回の投稿に比べて専門用語を多めに使っていますが、引っかかる箇所はありませんでしたか?
もしございましたら、「◯◯が解らなかった」とコメントかメール、又はSNS等でご連絡頂けましたら解説の追加等を検討させて頂きます。
次回の簿記一巡の投稿では、新たなケース(緑川レコードショップ)を設定して、取引をもう少し増やしてしていきたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いします!
また次回の投稿でお会いしましょう!
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簿記の流れを概観 3 ~手続全体を一巡
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サポーター講師:藤井すすむ
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