Vol.8まで来ると、だんだんと問題の難易度や傾向が感覚として身について来るのではないでしょうか？
この、「感覚として身につく」という事こそが成長であり、力なんだと思います。
スキマ時間でも、スマホでも、電卓無しでも、結構勉強できるものですよね？
スキマ時間、、、侮れません。
引き続きやっていきましょう。
今回も5問！
過去問を参考に作成致しました。
それではよろしくお願いします！
問題
下記の取引について仕訳して下さい。
勘定科目は、次の勘定科目を参考にして下さい。
現金 小口現金 現金過不足 当座預金 普通預金 受取手形 売掛金 前払金 貸付金 手形貸付金 未収入金 仮払金 未収利息 未収手数料 前払費用 繰越商品 建物 備品 土地
支払手形 買掛金 未払金 前受収益 仮受金 商品券 所得税預り金 借入金 手形借入金 貸倒引当金 建物減価償却累計額 車両減価償却累計額 備品減価償却累計額 資本金
売上 受取利息 受取手数料 固定資産売却益 雑益
仕入 給料 広告宣伝費 旅費交通費 水道光熱費 保険料 通信費 消耗品費 発送費 租税公課 貸倒損失 修繕費 支払利息 支払手数料 貸倒引当金繰入 減価償却費 雑損 固定資産売却損 損益
取引１
得意先に販売した商品のうち10個(@¥1,000)が品違いのため返品され、掛け代金から差し引くこととした。
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答えはこちら
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仕訳
解説
返品の場合は売上を減少させるので左側(借方)に売上を計上します。
代金は売掛金の減少ですから右側(貸方)に売掛金ですね。
取引２
当座預金口座を開設し、普通預金口座から¥100,000を預け入れた。また、口座開設と同時に当座借越契約(限度額¥2,000,000)を締結し、その担保として普通預金口座から¥2,500,000を定期預金口座へ預け入れた。
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答えはこちら
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仕訳
解説
当座預金口座の開設や当座借越限度額の設定そのものに仕訳はありません。
仕訳を起こす対象は「普通預金口座から¥100,000を預け入れた」部分、
それと、
「その担保として普通預金口座から¥2,500,000を定期預金口座へ預け入れた」部分、
です。
これらをまとめたものが解答の仕訳です。
取引３
消耗品¥50,000を購入し、代金は後日支払うこととした。
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答えはこちら
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仕訳
解説
販売用商品を仕入れた場合の代金後払いは「買掛金」勘定で処理しますが、販売用商品以外のものを買った場合の代金後払いは「未払金」勘定を用います。
また、左側（借方）科目については、「消耗品」という資産勘定を用いる方法もあり得ますが、問題文冒頭で与えられた勘定科目に「消耗品」勘定は存在せず、「消耗品費」という費用勘定が存在するので、費用処理が求められていると判断します。
取引４
得意先が倒産し、売掛金¥900,000のうち¥300,000は、かねてより注文を受けていた際に受け取っていた手付金と相殺し、残額は貸倒れとして処理した。
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答えはこちら
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仕訳
解説
受け取った手付金や内金は「前受金」勘定でしたね。
売掛金と前受金を相殺した残額が回収不能額です。
回収不能額について貸倒引当金を取り崩す場合は左側（借方）に貸倒引当金を計上しますが、貸倒引当金が無い場合、あるいは貸倒引当金の額を超過する場合には「貸倒損失」勘定で処理されます。本文では「残額は貸倒れとして処理」とありますので、貸倒引当金の設定が無いものと判断し、貸倒損失を計上します。
前受金と貸倒引当金に関する解説へのリンクを末尾の関連投稿に貼っておきましたので復習しておいて下さいね。
取引５
買掛金の支払として¥250,000の約束手形を振り出し、仕入先に対して郵送した。なお、郵送費¥500は現金で支払った。
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答えはこちら
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仕訳
解説
買掛金が減少しますので左側（借方）に買掛金が建ちます。
代わりに約束手形を振り出していますので右側（貸方）には支払手形勘定が建ちます。
郵送費の支払いは通信費という費用の増加と現金(資産)の減少です。
おわりに
いかがでしたでしょうか？
今回の問題は日商簿記検定の第144回の第１問を参考に作成しました。
試験で求められる解答のレベル感、質感、傾向を掴んでいただければ幸いです。
出来なかった問題について特に下記の関連投稿も参考にして復習して下さい。
それでは、お疲れ様でした！
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