さてさてさて、これからどうやって簿記を勉強しましょうか?
何から手を付けるのが良いでしょう?
ん~。。。
でもちょっとその前に、コーヒーでも飲みながら色々想いを巡らせてみませんか?
そもそも、
簿記を身に付けると、
どんな良い事が待っているのでしょう???
みなさんはどうして簿記をやってみようかと思ったのですか?
あるいは何がキッカケで興味を持ったのですか??
簿記を勉強した先に、どんな貴方が見えますか?
どんな生活が見えますか?
資格を持っている状態でしょうか?
そうであれば、その資格により、どんな事が出来ている状態が描けますか?
資格は無くても構わないという人もいるでしょう。
そんな場合、将来どんな風に簿記を使っているでしょう?
みなさまのご意見を伺いたいところですね。
もしよろしければコメントかDMいただけたら参考にさせていただきます。
私がフツーに思い浮かぶのは次のような事がらです。
まずはたとえば貴方がこれからそれなりに大きな会社に就職するとしましょう。
そんな例から始めたいと思います。
そしたら経理部も良いですが、経営企画部の様なところに行って、会社の経営戦略や中長期計画を立案する仕事を担当するのも面白いかもしれませんよね。
そういう仕事で簿記がわかっていると強いです。
経営計画を立てる時、どういうプロジェクトをどういう順番で進めていくか考えます。
各部からリクエストのあがった各種プロジェクトに
限られた予算を割り当てる時、
儲かりそうな案件から予算を割り当てたいですよね。
何が儲かりそうか、個人の趣味趣向が入った感覚ではなく、客観的な数字で
「このプロジェクトは将来のキャッシュフローにこれだけ高いリスクプレミアムを適用して割り引いてもこれだけの収益が見込めるから優先度を上げましょう」と判断できるわけです。
貴方が簿記を勉強したことが土台となって、そんな提案がサラサラ出来る様になります。
会社には投資運用資金を持っている会社もあるでしょう。
そんな資金の運用を任されたとしましょう。
何に投資しますか?
銀行の定期預金でしょうか?この低金利の時代に?
「安全なので」と言う理由で提案したとします。
良い提案かもしれませんが、ほかの人にも出来る提案なので、ちょっと勿体無いですね。
市場性のある上場有価証券、例えばJ-REITに投資してみましょうか?
こんな場面では財務諸表が読めないと話になりませんね。
簿記の登場です。
ベンチャー企業が「出資して下さい」と依頼してくることもあるでしょう。
そんな時、お金を集める側は将来の予想財務諸表を提示しますが、
多くの場合、机上の夢物語を数字にしてきます。
それをパっと見抜いて「この数字の前提条件は?」と質問を刺します。
相手は凄い楽観的な前提条件を説明し始めますから、
丁重にお引き取り願う事になるかもしれません。
その絵空事を見抜けず、信じて出資したら、
そのお金は戻って来ないと考えた方がいいでしょう。
倒産に向かう間、経営者の報酬はちゃんと払われていたりもします。
なにも出資を乞う側は騙そうとしているわけじゃないと思います。
自分の力を信じて、熱くなりすぎて、客観的に見れば根拠レスな楽観的シナリオを描いてしまう場合があるのです。
次の空想は、そうですね。
上場企業の代表取締役CEOに就任したとしましょう。
貴方は株主や証券アナリストの前で決算説明をしています。
経営状況や財務状況をひととおり説明した後、アナリストから財務に関する質問がきます。
Q、今期の設備投資額、減価償却費の見込みは?
A、設備投資は連結で 70 億円を見込んでおり、内約20億円が新物流センターへの投資です。減価償却は10億円程度を見込んでいます。
続いて質問が来ます。
Q、2020 年 3 月期の売上総利益率計画(54%)は少し強めの数字に見えるが、この背景は?
A、最適在庫管理で値引きロスの縮小が進み、在庫効率が上がっているため、売上総利益率も改善できると見ている。
などなど。。。
どこからどう質問が来ようとも財務担当者やCFOに回答を頼まなくても全て自ら答えることが出来ます。
これも簿記がベースになって蓄えられた力です。
経営者の資質が買われ、アナリストの評価も「Strong Buy」推奨銘柄に格上げされる可能性も高いですね。
市場の追い風に背中を押されながら、短期的利益追求だけでなく、貴方が本当に価値を考えている、社会貢献度の高い事業や企画も打ち出しやすくなるかもしれません。
そしたら会社のフィロソフィーが評価され、さらに優良企業になってしまいます。
あれ?いきなり夢が膨らんで大会社のCEOになってしまいましたね。
でも、全然あり得る範囲ですよね。会社の数って沢山ありますから。
別に大きな会社じゃなくたって意義のある事業は沢山あります。
そんな事業を推進する時、当然財務が解っていなければ
マネージすることは困難です。
資金が必要になり、銀行から借り入れるにしても、先ほど登場したベンチャー起業家の様に投資家に出資をお願いすることもあるかも知れません。
そんな時、説得力のある財務予測、経営計画を見せなければなりません。
やっぱり簿記が必要です。
あれ?今度はベンチャー起業家になってしまいました。
これも全然あり得る話ですよね。
普通に企業に就職する際にも簿記の資格は役に立ちます。
そもそも企業の採用面接で解る事って限られています。みんな猫かぶりますので。どの人を採用したら良いか迷うことがあります。
そんな時、簿記の資格が光って見えるケースも多々あります。
営業の方のケースを考えてみましょう。
新規取引先を獲得したは良いが、赤字続きだったり借入過多だったりすると、多額の信用取引をするのは危険です。
リスク管理部門などから取引ストップがかかってしまう事もあるでしょう。
そんな風に営業でも簿記の知識は役に立つと思います。
むしろ必要です。
「キャピタライズして5年でデプリシエーションするので云々」といった社内での会話にも普通について行けますし、
財務に強い人の発言は一目置かれる傾向にあります。
物事を数字で捉えているというのは強いんです。
いずれにせよ、
簿記を学べば、ビジネスの効率や安定性を数値で理解でき、伝達できるようになります。
会計がAIに置き換わることがあったとしても、その場合もAIの統制や周辺環境の整備、維持をするのは人間ですから、やっぱり簿記知識は必要です。
なんか会社っぽい話ばかりしましたが、もっとフツーに、「お金を効率的に貯めることが出来る」知識が身に付く、というのも大きなことです。
自分でビジネスをして確定申告をする際には、簿記を使って帳簿を作成すれば青色申告で控除を受けることもできます。
金銭的にお得です。
あえて話を家計に持って行ってみましょう。
そう、家計簿です。
食費、光熱費、通信費、いろいろ出費と収入を記入して「使い過ぎた」とか「これだけ残せた」とかやりますよね。
ここに簿記を持ち込むとかなり良い家計簿が出来ますし、将来のファイナンシャルプランニングもできる様になります。
Excelや表計算ソフトを使って将来の純資産の推移を試算することも全然可能です。
FP(ファイナンシャルプランナー)さんにお願いすることが自分で出来てしまうかもしれませんね。
あるいは簿記の知識を活かしてFP(ファイナンシャルプランナー)の資格まで取ってそれを仕事にすることも視野に入りますね。
FP(ファイナンシャルプランナー)の他にも、公認会計士、税理士、中小企業診断士、社会保険労務士など、さらなる資格へのステップにもなります。
この様に、簿記を学ぶと自分が出来ることの幅がどんどん広がります。
自分の夢をワンサイズもツーサイズも大きなものに描き直してみませんか?
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