クレジット売掛金とクレカ会社への手数料の簿記仕訳をわかりやくすく

クレジット売掛金

クレジットカードで商品を売り上げた場合、クレジットカード会社が代金を回収してくれます。

その代わりに、商品を販売した会社がクレジットカード会社に対し手数料を払います。

例えば、売上に対し2%の手数料を払う取り決めになっている場合、商品を売り上げた時の仕訳は次のようになります。

 

クレジット売掛金 980  売上 1,000

支払手数料    020  XX 0,000

 

クレジットカード会社から代金を回収した時の仕訳はこうなります。

 

普通預金 980  クレジット売掛金 980

 

クレジット会社に対する手数料

ところで、なぜクレジットカード会社に手数料を支払うのでしょう?その辺りの仕組みが理解できず、簿記の問題を解く際、なんとなくモヤモヤが残っている方もいらっしゃるのではないかと思いましたのでまとめます。

自分がクレカ決済を導入して何かを販売しする業務に関わっていないと解りにくい場合があるのではないかと思いましたので。。。

 

販売会社としては現金商売だけでは、銀行にはお金があって商品を買う事ができるにもかかわらず、たまたま手元のお財布にお金を持っていなかったがためにそのタイミングで買うことができないお客をみすみす逃してしまうことになります。

 

お客様が本当にその品物が欲しいなら、後でお金を銀行から下ろして買いに来てくれるでしょう。

 

でも、ご自身の体験に照らし合わせてください。

 

その場で購入を見送った品物を、そのまま忘れて買わなかったり、後日別のお店で買った、なんていうことはありませんか?

 

あなたがお店を経営していたら、買う意向があるお客様を逃したくはないでしょう。

 

そうであれば、クレジット会社に手数料を払ってでも買ってもらいたいと思うのではないでしょうか。

 

クレジット会社はその代金をお販売店に支払ってくれますし、お客様からの代金回収も行ってくれますから、手数料を払う価値があるのです。

 

一方で、そうはいっても、「クレジット会社に手数料を払うということは、その分お店の利益が減ることになるので嫌だ」と考えるお店もあるでしょう。

 

そんな時は「すみません。うちは現金のみで、クレジットカードを受け付けてないんですよ」という風に言ってクレジットカードの利用をお断りすることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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サポーター講師:藤井すすむ

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