どんな人が日商簿記3級の勉強をすべきか

みなさんこんにちは!

今回は

どんな人が日商簿記3級の勉強をすべきか

について私の考えを書かせていただきます。

(A)日商簿記検定3級試験の「合格」までした方が良い方

(B)合否にこだわる必要は無いが、日商簿記3級レベルの知識が必要な方

との2パターンに分けてお話しします。

 

(A)日商簿記検定3級試験の「合格」までした方が良い方

まず、

(A)日商簿記3級検定試験の「合格」があると良い方

は以下の方です:

A-1 就職・転職活動中の方

特に、

経理部、財務部、資産運用部、リスク管理部、経営企画部を希望する方

私の感覚では上記の部門でしっかり役に立って、きちんと評価されたければ必須だと思います。

その他、営業やIT部門でも持っていた方がベターです。

営業の方は、取引先の経営状態の調査などで有用です。

ITの方は、どんなシステムでも会計システムとの連携に関わる事があるでしょうから、そんな時に会計はチンプンカンプンということでは仕事になりません。

それ以外の部門の方でも、業務管理のセクションに配属された場合や、管理職になった場合は、収益・費用の予算・実績管理や資産購入申請やプロジェクト投資のビジネスケースの作成等で簿記知識が活きます。

 

よく「履歴書に書けるのは簿記2級から」なんて言われますよね?

どうしてそういう事が通説になっているのでしょうか???

 

私は採用する側として多くの履歴書を読み、多くの面接をしてきましたが、日商簿記3級は履歴書に書いてください。何人もの面接官が面接した印象や意見を交換して採用・不採用が決まりますが、「絶対にこの人!」と意見が一致することは稀です。

大抵の場合、一長一短、賛否両論ある中で比較検討されます。

その時に履歴書に「日商簿記3級」と書かれていたら、プラスの材料として効いて来るんですよ。

日商簿記2級や1級、USCPAや税理士、公認会計士を持っているならそれを書けばいいです。

でもそういう上位資格を持っていないなら、是非3級に合格して履歴書に書くことを強くお勧めします。

書いたからといって経理部にいかなくてもいいです。

希望の部門はきちんと伝えれば良いです。

どの部門に行こうとも、ビジネスに関わる以上、ビジネスを理解する上で簿記3級の知識は必須だと思ったので勉強しました

そう言えば良いです。

私だったら超好印象受けますね。

言葉でこねくり回して「自分は良い人材です」とアピールするより確実に相手に届きやすい強みになります。

 

A-2 経営コンサルタントを目指す方

これはそうですよね。

経営コンサルタントにも色々なコンサルティングがありますが、経営に会計は付き物ですから、いつ会計の話が登場するか分かりません。会計の話が出た時に「???」となってしまっては、、、ハッキリ言って、ちょっとガッカリされますよね。

「会計についてはあまり詳しくはありませんが」と謙遜しつつも一定の理解があれば、それは相手に伝わります。

「謙遜しつつも解ってるな~、この人」

と、好印象や信頼を勝ち得る事でしょう。

 

A-3 大学の推薦入学を狙う高校生

必要とされる級は大学や学部によって異なるようですが、持っていると有利な場合があるようです。

詳細は希望する大学のホームページ等で推薦に関する情報を探してみてくださいね。

 

(B)合否にこだわる必要は無いが、日商簿記3級レベルの知識が必要な方

必ずしも検定試験に合格する事が必須では無いものの、合格しようと思えば出来るだけの知識が必要な方について書きます。

(そのレベルの知識を習得したかどうかの確認のために、検定試験受けて合格すれば良いと思いますが、一応切り分けてみました。)

  • 公認会計士受験生
  • 税理士受験生
  • 日商簿記1級受験生
  • 日商簿記2級受験生
  • ファイナンシャルプランナー受験生
  • USCPA受験生
  • 大学・高校・専門学校等で簿記のテストがある方(確実に単位を取りたい方、高成績を狙いたい方)
  • 会社での貢献度を高め、高い評価を受け、上を目指す方
  • 事業主の方(帳簿をつけて青色申告で控除を受けたい方)
  • 簿記知識を使った家計簿を付けたり、ファイナンシャルプランニングを行いたい方

 

簿記知識ゼロからこういうところを目指す方は土台として簿記3級レベルの知識は必要です。あるいは、少なくとも非常に有用です。

 

どれくらいの勉強量で知識習得できるのか?

インターネットで検索すると、

時間でいうと「50時間から100時間」、

期間にして「1週間から3ヶ月

くらいの数字をよく見ます。

 

しかし、

 

それは超ザックリの目安でしかありません。

 

集中度合いにもよりますし、教材や勉強する方法や内容によっても大きく変わります。

 

でも、勉強方法を間違えるとかなり非効率になると思います。

 

そして、効率が云々という以前に、よくあるのが「脱落」です。

「簿記、もういいや、辞めた」と投げてしまうケースです。

私がブログで簿記を説明する時には、この「脱落」を防ぐ事をとても重視しています。

 

巷にはわかりやすい説明もあればわかりにくい説明もあります。

私の説明もわかりにくいところがあれば是非お知らせください。

すぐに対応できるかわかりませんが、改善を検討したいと思います。

 

あなたが簿記を辞める後押しをする周りの声

先にも書きましたが、

「簿記は2級からしか意味ないよ」とか、

「簿記3級は取っても何にもならない」

などという間違った認識を言葉にする友人知人やネット情報があります。

そう言った声はあなたが簿記3級の勉強をやめたり、先送りする気持ちに加担します。

こういう声に耳を傾けず、正しく勉強すれば、あなたのその後が切り開けます。

「50時間から100時間」あるいは「1週間から3ヶ月」という時間で簿記3級の知識を得られるなら、やらない手は無いと私は強く思います。

 

私が検討しなければいけない事

私のこのブログサイトが既に教材になってはいます。

が、、、

もっと違う形で良い教材をご提供できたら良いな・・・と思ってはいます。

 

動画での説明や紙の教科書、問題集、教室での講義等、色々な方法がありますよね。

 

みなさんが希望する形態があれば是非ご意見をお寄せください。

すぐに対応できるかわかりませんが検討させていただきます。

それまでは読みにくいかもしれませんが、このブログの検索目次などを頼りに勉強を進めていただければと思います。

 

というわけで、

今回は簿記3級の勉強をすべき方々はどんな方か、

についてまとめてみました。

 

お読みいただき、ありがとうございました!

 

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サポーター講師:藤井すすむ

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